故人にとっても遺族にとっても、一生に一度となるお葬式。そんな大切なセレモニーを依頼するワケですから、やはり信頼できる葬儀社を選びたいものですよね。
そこで、今日は葬儀社を選ぶときにチェックすべきポイントを6つ紹介します。故人の遺志もなく互助会への加入もない場合など、葬儀社をどう選べばいいか分からないときの参考にしてみてください。
目次
葬儀社を選ぶ際に見るべき6つのポイント
では早速、葬儀社を選ぶ際に見るべきポイントを紹介します。
その1.信頼と実績
1つ目に見るべきポイントは、その葬儀社に信頼と実績があるかどうかです。
たとえどんなに立派な公式サイトがあって、どんなにステキなキャッチフレーズが書いてあっても、それだけでは信頼できる葬儀社なのかどうかを判断できません。実際に利用した人たちの声や過去の事例などを見て、信頼と実績のある葬儀社かどうかを慎重に判断しましょう。
たとえば、
● いつ創業した会社なのか
● 執りおこなった葬儀の数
● 何を大切にしている会社なのか
などについては、実際の口コミや写真と比べて真偽を確かめる必要があります。
公式サイトに書いてあることをうのみにしないよう、くれぐれも注意してくださいね。
その2.対応している葬儀の規模・形式・宗派
その会社が対応している葬儀の規模や形式、宗派などもチェックしておいた方がよいポイントの1つです。
葬儀社によって、対応している宗派や葬儀の規模・形式などが異なります。
葬儀の規模や形式については、「葬儀社と相談しながら決めたい」と考える人もいるのではないでしょうか。もちろん、葬儀社の担当スタッフも相談には乗ってくれるでしょう。
ただ、宗派や地域による形式の違いを葬儀社のスタッフが全て把握するのは難しいと考えられます。宗派や地域による葬儀の形式については、葬儀社を探す前にしっかりと調べておきましょう。
その3.スタッフの対応
続いて紹介するチェックポイントは、スタッフの対応です。
契約を急かしたり、低い金額の契約を嫌がったりするスタッフがいる葬儀社はオススメできません。遺族の気持ちを気遣い、優しくサポートしてくれるスタッフがいる葬儀社を選びましょう。
中には、エンディングプランナーや、葬祭ディレクターが在籍している葬儀社もあります。
エンディングプランナーとは、遺族の希望するお葬式を実現するために存在する専門スタッフのこと。葬祭ディレクターとは、葬祭ディレクター技能審査協会の認定資格を保有する人のことです。
しかし、エンディングプランナーや葬祭ディレクターなら誰もが親切で丁寧な対応をしてくれるというワケではありません。信頼できる葬儀社を選びたければ、スタッフの肩書きではなく、人柄や姿勢を見て判断しましょう。
その4.見積もりの内容
葬儀の見積もり内容も、チェックすべきポイントの1つです。
信頼できる葬儀社は、分かりやすい見積書を作ってくれます。明細がしっかり書いてあり、説明を求めたときにハッキリと答えてくれる葬儀社がオススメです。
また、スタッフがゆっくり丁寧に説明してくれたり、いろんな選択肢を与えてくれたりする葬儀社は信頼できるでしょう。
その5.葬儀を行う斎場の場所・規模
5つ目のチェックポイントは、実際に葬儀を行う斎場についてです。
葬儀社によっては、自社の葬儀場を持っている場合もあります。どこの斎場を使い、どんな規模の葬儀に対応してくれるのかを事前にチェックしましょう。
たとえば、地域密着型の事業を行う人が亡くなった場合、斎場の場所があまりに遠ければ地元の友人や知人にご足労をかけてしまいます。また、車での移動が一般的でないエリアの場合は、駅から斎場までの距離や送迎バスの有無なども確認しておいた方がよいかもしれません。
その6.アフターフォローの有無
最後に紹介するチェックポイントは、アフターフォローの有無です。
具体的には、
● 仏壇・仏具の購入
● 墓地・墓石について
● 香典返しの選び方、手配
● 法事・法要について
などに関するサポートをしてくれる葬儀社は少なくありません。
中には、保険や相続に関する相談に乗ってくれたり、専門家を紹介してたくれたりする葬儀社もあります。
その他の面で優劣をつけがたい場合は、こういったアフターフォローのサービス内容で葬儀社を選ぶのもよいでしょう。
まとめ
今日は、葬儀社を選ぶ際に見るべきポイントを6つ紹介しました。
たとえ葬儀代が予算内に収まったとしても、参列者に失礼があったり、思っていたよりも貧相な葬儀になったりすれば、悔やんでも悔やみきれない可能性があります。お葬式は故人を送り出す大切な儀式ですので、葬儀社は慎重に選びましょう。